VEGAS Pro 19でのオーサリングについて

VEGAS Pro 19についてですが、メニュー無しのDVD・Blu-rayを作成できる機能はありますが、
メニュー有りのDVD・Blu-rayを作成するためには、
有料無料どちらでもいいので、別途オーサリングソフトを用意する必要があります

また、そのオーサリングソフトが
無劣化(スマートレンダリング)に対応したオーサリングソフトであること
※ここでの無劣化とは、SVRT、スマートレンダリングと呼ばれる機能です

今回は、無劣化に対応したオーサリングソフト
DVD ArchitectTMPGEnc Authoring Works 6を使用して解説

この記事では要点をまとめてますが、動画では詳しい手順を解説
VEGAS Pro 19で無劣化オーサリング TMPGEnc Authoring Works 6とDVD Architectで解説

VEGAS Pro 19で無劣化オーサリング

まずは、初心者さん向けに、無劣化オーサリングとは何かを説明
下図は、VEGAS Pro 19にてテレビで視聴できるブルーレイ作成の手順です
左から、動画編集ソフト>オーサリングソフト>BDメディア

上段の無劣化オーサリングの場合
・動画編集ソフトでレンダリング>1回目のエンコード
・オーサリングソフトでファイルを読み込み、無劣化オーサリングする
・BD書き込みが無劣化オーサリングなので、時間短縮・画質も劣化が無い

下段のフルレンダリングの場合
・動画編集ソフトでレンダリング>1回目のエンコード
・無劣化できないので、フルレンダリングで2回目のエンコードされる
・BD書き込みが2回エンコードされた状態、時間もかかる・画質も劣化がある

できるなら、なるべく無劣化オーサリングする方がメリットが大きいと言えます

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VEGAS Pro 19でTMPGEnc Authoring Works 6のレンダリング設定

VEGAS Pro 19にて、TMPGEnc Authoring Works 6で無劣化オーサリングするためには
レンダリング設定において、拡張子avc、m2v、m2tsであればSVRTになります
下図は、VEGAS Pro 19で拡張子avcにてレンダリング設定

TMPGEnc Authoring Works 6で拡張子avcを読み込んだ状態が下図
映像の右下に「SR」となっているので、スマートレンダリング(SVRT)なので、無劣化です

それに対して、拡張子mp4では、フルレンダリングされます
下図は、VEGAS Pro 19で拡張子mp4にてレンダリング

TMPGEnc Authoring Works 6で拡張子avcを読み込んだ状態が下図
映像の右下に「RE」となっているので、フルレンダリングなので、再エンコードです

TMPGEnc Authoring Works 6でSVRT(スマートレンダリング)を使用するためには、
VEGAS Pro 19で、拡張子avc、m2vが一番適していることになります

VEGAS Pro 19でDVD Architectのレンダリング設定

VEGAS Pro 19にて、DVD Architectで無劣化オーサリングするためには
レンダリング設定において、拡張子m2vであればSVRTになります
下図は、拡張子m2vにてレンダリング設定

DVD Architectで拡張子m2vを読み込んだ状態が下図

再圧縮が「いいえ」になっているので、スマートレンダリング(SVRT)なので、無劣化です

先ほどと同じく、拡張子mp4では、フルレンダリングされます
下図は、拡張子mp4にてレンダリング

下図は、拡張子mp4をDVD Architectで読み込んだ状態

再圧縮が「必要」になっているので、2回目のエンコードとしてフルレンダリングされます

また、先ほどのTMPGEnc Authoring Works 6において、
拡張子avcは、SVRTに対応していたのですが、DVD Architectで拡張子avcを読み込むと、
無劣化オーサリングが出来ません

拡張子001.avcですが、このように再圧縮が「必要」になっているので、
こちらも2回目のエンコードとしてフルレンダリングされます

DVD Architectで、SVRT(スマートレンダリング)を使用するためには、
VEGAS Pro 19で、拡張子m2vが一番適していることになります

また、ポイントして
拡張子avcのように、全く同じファイルを使用しても、オーサリングソフトによっては、
無劣化オーサリングが出来たり、出来なかったりしますので、オーサリングソフトに適した
拡張子でレンダリングするのが最良の方法です