画面録画・配信ソフトについて(デスクトップキャプチャーソフト)

パソコン画面を録画して、動画として保存するソフトをキャプチャーソフトと呼びます
または、画面録画、画面キャプチャーとも呼ばれています

パソコンの操作方法や、ソフトの使い方などをキャプチャーして、編集してから、
YouTubeなどの動画サイトにアップロードして解説動画を作るのに必要なソフトです

その際の、キャプチャーソフトの選び方として、ポイントや無料有料の違いについても解説

はじめてのキャプチャーソフトの選び(画面録画ソフト)

ここでは、初心者解説になります
デスクトップ画面録画において、搭載機能について5つのポイントを説明していきます

また、2020年では、テレワークの需要が高くなり、【Zoom・Microsoft Teams・Skype Meet Now】
その他ソフト、web会議の内容をキャプチャーする際にも役立ちます

ここでは、YouTubeに動画をアップロードするための、デスクトップキャプチャーソフトを解説

1) マルチトラック音声対応

これは、ある意味YouTubeにアップロードするなら重要なポイントです
マルチトラック音声とは、音を録音する際に、2つ以上のトラックで録音できることです

  • 具体的には、ゲーム画面をキャプチャーしている場合に、
    ゲーム音声とマイク音声を別々に録音できることです
  • またテレワーク中のweb会議での声と、自分の声と別々に録音できたりします

※マルチトラックオーディオについては下記
PowerDirector 18 使い方 マルチトラック音声の編集

マルチトラックオーディオの読み込みに対応
VEGAS Pro 18

2) 録画の設定・画質

デスクトップ画面全体を録画できるのは勿論ですが、
自分で自由に大きさを指定して、一部の領域だけを録画したり、
または、プリセットから、録画サイズが設定できるタイプのものがあります
その他、DirectXを使用するゲーム画面を録画できるタイプ

画質につていは、使用するコーデックとビットレートによって決まってきます、
このあたり、ソフトによって自分で設定変更ができものもあります

キャプチャーソフトによっては、ハードウェアエンコードに対応した物もあり、
パソコンのGPU(グラフィックカード)が搭載されていれば、そちらの機能を使い、
CPUの負担が減るので軽くなります

3) 配信機能の有無

画面録画だけなく、配信機能が搭載されたソフトもあります
(YouTubeやニコニコ動画など)

4) Webカメラ録画

自分で用意したwebカメラの映像を、そのキャプチャーソフトで取り込むことができます
※ノートパソコンの場合、最初からwebカメラ搭載の場合が多いです

5) 無料と有料の違い

無料と有料の一番の違いは
メーカーのサポートが有るか、無いかの違いです
有料ソフトの場合は、メーカーが作製した製品を販売しているものが多いです

うまく動作しない、エラーが表示されるなど、困ったときには、サポートがあります

また、無料と書いてあっても、一部の機能に制限があったり、
ウォーターマークが入ったりして、とても使いづらいソフトもあります

この記事で説明しているソフトは、ほぼ、そのような制限やロゴが入ることはありません
完全に無料で使用できるソフトを紹介しています

デスクトップキャプチャーのおすすめ2023年

有料・無料を合わせると、多数のソフトがあり、全てのソフトを使用して検証は、
さすがにできないので、ここでは、私が実際に使用したソフトだけを選別してみました

有料のキャプチャーソフト

 DemoCreator

画面録画・予約録画、動画編集機能を このソフト1つで行うことができます
その他、特筆すべき機能として、画面録画しながら、図形や文字を挿入可能です
また、ホワイトボード機能もあり、白紙画面を表示してプレゼンを行えます
また、マイク音声とパソコン音声をトラック別に編集可能

DemoCreator

  • マルチトラックオーディオに対応(拡張子dcrc)
  • デスクトップ画面録画(キャプチャー)
  • 予約録画機能を搭載(キャプチャー)
  • そのまま動画編集もできる
  • フレームレートは、fps設定が120fpsまで設定可能です
  • 録画画面にて図形や文字を挿入することができます

特に、一番優れている機能として、マルチトラックオーディオに対応しています
ただし、このソフトで録画(キャプチャー)した拡張子.dcrcであれば、
マイク音声と動画音声は、
別々のトラックで取り込みされて、トラック音声別に編集することができます

また、録画終了後、すぐにDemoCreatorの編集画面が表示されて、すぐに編集できます

DemoCreator 画面録画の使い方
DemoCreator キャプチャーソフト 画面録画と動画編集ソフト

Screen Recorder 4

ゲーム配信、画面録画、ビデオ編集を 1 つのソフトです
つまり、通常は3つのソフトが必要ですが、このソフトであれば、全ての機能が1つになっています
公式サイトで詳細確認 Screen Recorder 4

  • デスクトップ画面録画もできる
  • ゲーム配信もできる
  • そのまま動画編集もできる
  • フレームレートは、fps設定が120fpsまで設定可能です
  • ビットレートは、 32000kbpまでの録画設定できます

編集機能においてはPowerDirectorと同じですが、機能を絞っているので、
YouTubeにアップするための編集なら、初心者さんには丁度扱いやすいです
※本来のPowerDirectorより機能は多少少ないです

※Screen Recorder 4の使い方
ゲーム配信・録画 画面録画 2019年版 第3回「Screen Recorder 4 マイク音設定」

B’s 動画レコーダー 6

B’s 動画レコーダー6になって、大きな特徴として4K録画ができるようになりました
また、最大フレームレートが30fpsから60fpsまで設定可能になりました

もう1つ特徴として、
再生中のweb動画から音声だけを録音したり、録画した動画から音声ファイルを抽出できます

ただ、録画した後の編集は、当然ですが別の編集ソフトが必要です

録画方法も簡単なので初心者さんに向いています

画質を維持したままデータ量を約50%縮小できる「H.265/HEVC」形式での出力に対応しています。高解像度の美しい動画も、ファイルサイズを気にすることなくお楽しみいただけます
※H.265/HEVCを使用する場合は、それなりのCPUやGPUの性能が必要になります

B’s 動画レコーダー 7の初心者さん向けの詳しい使い方は下記参考
B’s 動画レコーダー 7とB’s DVDビデオ 4 録画からDVD書き込み

※B’s 動画レコーダー 6 の使い方
B’s 動画レコーダー 6 パソコン音声とマイク音声の同時録音

Bandicam

Bandicamについては、有料版として使用することで使いやすくて、高機能になります
また、ハードウェアエンコードに対応してますし、マルチトラックオーディオに対応しています

4K解像度のキャプチャーもできます
録画の保存形式がAVIとMP4が選べるのも良いです
録画中の動画にWebカメラの映像を重ねて表示させることができます
PCの画面を録画しながら、線や文字などを挿入したり、絵を描いたりできます
最大で4K(Ultra HD)の解像度にて、480fpsのキャプチャーに対応しています。

公式サイトで詳細確認 Bandicam[バンディカム
ゲーム実況などでも、使われている方も多いです
有料版であれば、初心者から中級者以上のかたに向いていると思います

無料のキャプチャーソフト

OBS Studio

OBS Studioは、最初から完全無料で使用できる、動画の配信るソフトです
YouTubeで配信するなら定番のソフトです

そして、動画配信ソフトだけでなく、キャプチャー機能もあるソフトです
ゲーム画面はもちろんですが、通常のデスクトップ画面録画機能も優れています

録画機能としては、自分のパソコン環境に合わせた、非常に細かな設定ができます
ただし、その設定を調整する為には、それなりの知識が多少必要になります

録画時間について、自分のパソコン環境においては、何時間でも録画できますし、
マルチトラックオーディオに対応しています
フレームレートやビットレートも自由に設定できます
さらにハードウェアエンコードに対応

無料で使用でき、かつ安定したソフトなので初心者さんにも、これはおすすめです

※参考までに
私は、OBSで録画してDaVinci ResolveやVEGAS Pro 17やPowerDirector 18で編集します

OBS Studioで画面録画の設定(キャプチャーソフト)

ShadowPlay

グラフィックカード「GPU」を製造しているNVIDIA社が提供しているソフトです
こちらは、ゲーム専用の無料キャプチャーソフトです

使用するために、
パソコンにGeForce GTX 600番台以降のGPUを搭載してないと使用できません
またポイントとなるのが、型番の「GT]と「GTX」は異なるものです

特徴として、非常に負荷が軽るいので、ゲームを進めることができます
GPUに特化した専用のソフトなので、設定で詳細を調整できます

※参考に
もう1つ、AMD社製品には、同じように『Radeon ReLive』があります

Windows10では標準搭載!Microsoft『Game DVR』

Windows10の標準で搭載されているソフトになります
マイクロソフト社が提供しているので、無料で安心して使用できます

使い方ですが、PCゲームを起動してWindowsキー +Gキーを押します
すると、ゲーム画面に重なるかたちでゲームバーが表示されます。

Windows10 バージョン2004似て少し設定画面などが調整されていますが、機能的には同じで
さほど気にする必要はないです

通常のデスクトップ画面は、キャプチャーできますが、
1つの欠点として、全てのゲームに対応して対応はしてないので、ゲームの種類によっては、
うまく画面録画できない場合もあります

ロイロゲームレコーダー

完全に無料で使用できる点が最良です
ロゴが出力されたり、広告が表示されることなく、完全無料で使える
さらに、制限時間なども無く録画可能になっています

ただ、デスクトップ画面録画できないので問題です
また、DirectX / OpenGL を使ったゲームに限ります

欠点としては、コーデックがMotionJPEGのみで拡張子AVIでしか保存できない

完全に無料で使用できるのですが、ゲームによっては、まったく録画できない場合もあります

まとめ

最後に、
初心者さんで、無料で使用したいなら、OBS Studioが一番おすすです
設定については、このブログ内でも解説しています

また、初心者さんで、動画編集ソフトをもっていないなら、録画した後に、動画編集もできる、
Screen Recorder 4がおすすめです
操作が簡単で、配信も機能もあるので、ゲーム実況などにも向いています
公式サイトで詳細確認 Screen Recorder 4